今回の選挙、期待は高まっているけど…消費税減税?野党連合にそんな能力あるの?


 10月の衆議院選挙では自民党が単独過半数を維持できない可能性が高まっています。

さらに、公明党との連立でも過半数に達しないという見通しがあり、この結果、多くの国民は新たな政治局面に対して期待を寄せています。特に消費税減税への期待が強まっていますね。

だけど、僕としてはこの期待が現実になるかどうかはかなり怪しいと思っていて、というかみんな呑気だな〜とさえ思いますね。その理由についていくつかのポイントを挙げて解説します。

消費税減税への期待

今回の選挙で野党連合が政権を担う可能性が高まる中、消費税減税は大きな争点の一つとなっています。多くの有権者は消費税が家庭の負担を増やしていると感じており、その削減が家計を助ける重要な政策だと考えています。

そのため、与党が過半数を割り込むことで、野党連合が消費税減税を実現するのではないかという期待が膨らんでいます。

一方で、野党が一枚岩になって減税に取り組むことができるのかという個人的には大いに疑問ですね。具体的な削減率や時期を巡って野党間でまとめられるのかどうか...。

野党同士の不一致と政策の不安定さ

僕的には野党連合が政策を具体化する段になって意見を一致させることができないと思います。

消費税減税については各党減税で一致しているものの税率については主張が異なっていますね。どの程度の減税が適切かで大きな対立が生じることが予想されます。ある党は消費税率を5%にまで下げるべきだと主張する一方で、別の党は8%に留めるべきだという対立が必ず出るかと。

このような政策の不一致は協力体制が弱まる結果となるでしょうね。減税の議論が進まないばかりかその他の重要な政策についても意見の食い違いが生じる可能性が高まります。

野党連合の空中分解と自民党の復権

政策の不一致や内部対立が激化すれば、野党連合は空中分解の危機に瀕するでしょう。

実際に過去の連立政権でも政策の違いが原因で連立が解消されました。日本の政治においては連立政権の維持は無理ゲーだと思うんですよね。早晩、解散圧力に直面するでしょう。

結局のところ、その次の選挙では再び自民党が圧勝する可能性が高いと思います。野党がダメだと烙印を押されたら、自民党は長年にわたって安定した支持基盤を持っているので一時的に支持率が低下しても再び政権を取り戻す力を持つかと。

まあそれでも僕は野党に投票するけどね

このような状況にもかかわらず、僕は今回の選挙で自民党以外の政党に投票する予定です。

野党連合の内ゲバがどんなもんか見てみたいってところでしょうか。

それと、たとえ短期間であっても政権交代(に近い状態)は長期的に見れば自民党の浄化につながるので。