ほんと、ゆとり教育に戻してほしい



ゆとり教育が失敗とか言ってもとに戻っているんですが、ダイエット失敗のリバウンドじゃないけど、今って詰め込み教育にアクセルを踏みすぎちゃっている感じなんです。子供の勉強見ていると。

宿題が半端なく多く、苦手な部分を集中的にやらせたくてもできないんです。

で、ここ最近思うのは、やっぱりゆとり教育に戻ってくれないかなと。

宿題も緩ければ、自宅の勉強を子供に合わせた形で進められるので結果的に学力が上がると思います。

まあ、やらなせない家庭はどんどんダメになっちゃうとは思うのですが、それはそれでライバルが減るので相対的に成績が上がるなんてゲスなこと考えたり・・・。

ぶっちゃけ、円周率が3でもいいと思いますよ。

なんてこと考えているうちに、あれ?ゆとり教育って何のために作ったんだっけ?みたいな疑問を持ったのでちょっとWikiをのぞくと、

1970年代までに学習量が過剰に増大した学校教育は「詰め込み教育」と呼ばれ、知識の暗記を重視したため「なぜそうなるのか」といった疑問や創造力の欠如が問題視され、このような学習方法はテストが終われば忘れてしまう学力(剥落学力)であると批判された[5]。このため思考力を鍛える学習に重きを置いた経験重視型、過程重視型の教育方針が求められた。
~中略~
学習内容削減により教科書が薄くなった一方、実験、観察、調査、研究、発表、討論などの内容が増えた。受け身の学習から能動的な学習、発信型の学習への転換が図られた。
Wikipediaから抜粋

おぉ、すばらしい制度じゃないですか。

で、ゆとり教育によって想像力や思考力を鍛えられたのでしょうか。まあ、失敗だったってことはあまり向上しなかったのかな??

OECD生徒の学習到達度調査 (PISA) などの国際学力テストで順位を落としたことなどから学力低下が指摘され、各方面から批判が起こった[11]。
~中略~
そうして2008年には、今までの内容を縮小させていた流れとは逆に、内容を増加させた学習指導要領案が告示され、2011年-2013年に完全に施行された。マスコミは、この改定された教育のことを「脱ゆとり教育」と称している[13]。
Wikipediaから抜粋

お・・・、おかしいやん。

学力重視じゃなく授業量を減らして想像力や思考力を鍛えるって目的なのに、そしたら学力が下がったって批判されて失敗したなんて、おかしいやん。

授業量減らしたんだから学力低下は織り込み済みやん。

それじゃまるでマッチポンプやん。

結局なんだったのか??

学力は下がってもいいから、もっと大事なことを学ぼうって始まった教育なのに、”予定通り”学力が下がったら、やっぱ失敗だと騒いで元に戻した、という何とも酷い話です。

しかも、どうやら学力が下がったというのはウソらしいですよ。

『学力低下は錯覚である』(森北出版株式会社)を著した神永正博は、自身のブログで、「根拠がはっきりしないことで、若者をディスカレッジしない方がよいのでは」と補足している[55]。
早稲田大学教授の永江朗は自身の執筆したコラム記事の中で、PISAの順位の低下は「参加国が増えたため」とも、冷静に分析すれば考えられると述べ[56]、「PISAの結果が少し落ちていたぐらいで大騒ぎする理由がわからない」と教育社会学の専門家が疑問を呈しているということを紹介している。
同じくジャーナリストの池上彰も、テレビ番組の教育特集の中で順位の低下は参加国が増えたためであり、学力低下と結論付けるのは早計だと発言した。
元東京大学総長の有馬朗人はゆとり教育によりむしろ理科の力が上がった、と述べている[57]。
広島大学教授の森敏昭は国際教育到達度評価学会 (IEA) の調査結果を検討した上で「我が国の児童・生徒の学力は、今なお高い水準を保っている。(中略)「我が国の小・中学校段階の児童・生徒の学力は、全体としておおむね良好である」という文部科学省のいささか楽観的すぎるコメントも、あながち的はずれではない。」と述べている[58]。
Wikipediaから抜粋


少なくとも、今の詰め込み教育が学力を上げるのに有効か?と言えば、はなはだ疑問です。前にも書いたけど、個々の子供に苦手な部分は異なるので、すべての子供に同じ宿題を”詰め込む”のは逆効果なんです。

むしろ、ゆとりを持たせて各家庭に任せた方がよほど学力は上がるだろうし、あるいは、今やITの時代なので、テストの結果から苦手な部分をコンピュータで解析して、個々に宿題プリントを打ち出す、なんて簡単にできます。そんなシステム、Excel/VBAを使えば素人の僕にも出来ます。

いまの塾なんかは、たぶんそんな教育しているんだろうな。学校ももう少し民間の塾のやり方を学んだ方がいいと思うんですよね。