風邪でも出勤しなきゃいけない小売店や飲食店は店員をシェアできないのだろうか?
うちの妻は地元のスーパーでパートで働いているのですが、最近風邪をひきまして38度近い熱がでていました。(インフルエンザではない)
普通の仕事ならパートを休むものなのですが、なんと熱がありながら出勤し続けていたんです。
理由は人がいないから。もし休んだらレジが回らなくなるからだそうです。
最近、コンビニ店長がインフルエンザに罹り休もうと思ったアルバイトに、「なぜバイトがないときにインフルエンザにかかっておかなかったの?」と言い放ったことで物議を醸していましたが、まさにリアルな場面です。(もっとも、うちの妻は自主的に出勤していたが)
こんなブラックな現状は小売店や飲食店ではよくある話なのでしょう。それ以外にも介護現場や医療現場でも似たような話を聞きますが、根底にあるのが人手不足なんだと思います。経営的に人を雇えないとか、あるいは募集しても人が来ないとか。
正直言って、こんなことやっていたら、さらに人が来なくなって人手不足の悪循環になっていくのだと思うのですが、経営者は何とかしようとは思わないんでしょうか。
僕が経営者だったら、パートやアルバイトなどの人員を近隣の同業者とシェアするような仕組みを作ると思います。同業他社も人手不足で悩んでいるだろうし。
同業者とのシェアが難しければ、今は働いていないけど、自社・同業者で経験のある人が臨時的に働いてもらえる仕組みを作るとか。登録制にしておいて、人手不足に陥った時に登録者のスマホなんかでアラートが出て、働きたい人はエントリーするとか。
IT使えばいろいろ対策できると思うんですよね。
それをやらないのは何故なんだろうと不思議に思います。
結局、根本的な解決策を講じないので(力技で乗り切るので)、人手不足→ブラック化のスパイラルに陥るだけです。
きっと、うちのような業種はしょうがない、と思っているのでしょう。でも、それって単に頭を使っていないだけだと思います。