少子化で日本経済やばいから移民受け入れようって意見多いけど、そういう人って1つ大きな誤解をしていると思うんですよね。
今、介護や飲食、小売業界で人で不足が起きているのですが、主にそこに従事してくれることを期待しているんじゃないかなって。Twitter見ているとそんな意見をちらほら見ます。
自分たちより移民の方が優秀で、人気のある高単価な職業に就いて、低所得者層に元々いた日本人が埋まるかもしれないという未来をあんまり想像していないみたいですね。
フィジーの例
10年以上前にフィジーに旅行したのですが、フィジーにはインド系と元々いたフィジリアンがいます。インド系は19世紀に移民で来たようですが、今となっては人工的にも半々。もちろん混血も多いようですが、僕が見たところ、やはりインド系の顔立ちとフィジー系の顔立ちとはっきり違いが分かりました。
で、インド系が政治や経済の主導権を握ってしまったというのは有名な話で、元々いたフィジリアンは低所得者が多いそうです。それが原因で一度クーデターが起きています。
僕が旅行した時にツアーコンダクターからそんな現状を聞きました。
移民の方が優秀だったという実例です。
アメリカの企業のトップは移民系が多いよね
マイクロソフトの今の社長はインド系、イーロンマスクは南アフリカ出身、移民系のトップは多いです。さすが移民の国と言いたいところですが、一方でプアホワイトという白人の低所得者層がいます。
もしろん、白人のトップもいっぱいいますが、要は移民かどうかなんて関係なく平等であるというのが、移民を受け入れる側の要件なんですよね。
で、それって日本人は耐えられる?
だから移民受け入れはダメだとは僕は言わないけど、移民受け入れ賛成派の人たちはそんな状態をちゃんと想像できているのかな?って心配になります。なんたって、日本には外国人技能実習生という制度があって、日本人が避けるような仕事に就いている現状があるわけです。
先だって、ローソンの社長が外国人技能実習生についてインタビューに答えていましたが、こんなのもう奴隷の発想です。
— satoshi@非IT系プログラマ (@satoshiU71) December 25, 2017
こんな発想を、移民にも求めているんじゃないかな。多くの日本人は。その前提には自分たちの方が優秀だって思っているのですが、ふたを開けてみれば逆だったってことは十分あります。
ホワイトな高単価な仕事に移民系が就いて、ブラックな低単価は元々いる日本人っていう未来だって十分あるわけです。
で、おそらく、大半の日本人はそんな状態に耐えられないです。
遺伝子的にほとんど同じ韓国人や中国人ですら区別するような国民性ですから、その他いろいろな民族がごった返して、彼らの多くが高所得者で上司がほとんど移民だって状態に果たして日本人が耐えられるかっていうと、僕は無理だなって思います。
あのアメリカでさえ耐えきれずトランプ大統領が現れたんですから。
そのあたりをよく想像して議論してほしいですね。