今まで運用してきたロボアドバイザーですが、ここで一旦資金を引き上げることにしました。
本来このような投資は10年以上の長期運用するものですが、いろいろ考えた挙句資金の引き揚げの判断。
理由は2つ。
- 好景気のピークを過ぎた
- ドル高(円安)のピークを過ぎた
と考えたからです。
好景気のピークを過ぎた
このブログで何度も書いてきましたが、今の好景気は当然永遠に続くわけもなく、どこかで落ち込みます。以前は2020年あたりとよく言われていましたが、肌感覚でピークを超えた気がしました。今の景気はいろいろ要因はありますが、中国の設備投資が旺盛だってことが大きなところでして、今現在、日本の工作機械メーカーや部品メーカー、材料メーカーがめちゃくちゃ忙しいのです。
で、どうやらそのピークはようやく超えた感があります。
景気は緩やかに軟着陸してくれれば良いのですが、そんな都合よく動くわけでもなく、一気に崩れ落ちるように景気が悪くなる可能性もなくはありません。
あくまで僕が某業界から見た限りですが…。
ウェルスナビのような投資信託は当然ながら景気に左右されますので、今後大きく下がる可能性が高いです。
ウェルスナビの運用成績も2012年あたりから一気に駆け上がってきました。2015年のチャイナショックあたりでグラフは切れていますが、その後2017年は持ち直して利回り10%を実現しています。
急激な上昇は必ず反動があります。そろそろガクッと落ちる時期が来る予感がします。
実際に2018年の成績は3%程度と鈍化しています(それでも投資利回りとしては平均的)。今年あたりがピークなんじゃないかなって気がしています。
ドル高(円安)のピークを過ぎた
ウェルスナビのポートフォリオには当然ながら海外(主に米国)の株式・債券もそれなりの割合で運用されています。
これは何を意味するかというと、円相場でも左右されるのです。
運用成績はあくまで円ベースなので、円安ドル高になれば資金が増え逆に動けば減ります。
こちらがYahoo!ファイナンスページから持ってきたドル円チャート(月足)です。2014年後半に120円を超えて今は下降トレンドに入っていることがわかります。
今は110円前後のレンジ相場ですが、何かのきっかけで円高ドル安に向かう可能性が高いと見ています。来年あたりから80円とは言いませんが90円台に向かって下がっていく気がします。
仮に運用成績を年率3%を維持しても為替で10%以上の影響があればせっかくの利益が吹っ飛びます。
加えて前述の通り株価も下がってダブルパンチで資金は大きく目減りすると僕は見ています。
ということでウェルスナビから資金を引き揚げた
ご覧の通り、31万円強を全額出金手続きをしました。去年の10月に30万円を預けてちょうど1年、年率3%強の+1万円という結果でした。出金日は10/5とのことでおそらくその時の約定で価格が若干変わりますが、年率3%はまあ悪くなかったと思います。
本来長期運用で利益を上げるものなのですが、資金を効率的に増やしたいので、次に参戦するのはドル安円高のときかな。
1ドル90円あたりで再度資金を投入しようかと思っています。まあ5年以上先だと思いますが。
引き揚げた資金はソーシャルレンディングの方に回すのと、これから口座開設するインヴァスト証券のトライオートFXに投下していきます。