僕はSNSはほぼTwitter一辺倒で、つい最近まではfacebookとGoogle+を使っていましたが足が遠のいてしまっています。インスタグラムも一度はアカウント作りましたが画像メインのSNSってオッサンにはあまり馴染めないんです。
そんな僕でも10年前はmixi一辺倒でした。
というか、日本人のほとんどがmixi一色でしたね。facebookはまだ上陸前(?)でmixi一強でしたから。まだLINEも登場していなかったと思います。僕ガラケーだったし。
今じゃ、mixiは限界集落状態でかつての栄光は見る影もありませんけどね。
ただ、振り返ればmixiほど使いやすいSNSはなかったなと思います。そんな懐かしいmixiのどこが良かったかまとめてみました。
コミュニティが活発だった
mixiの特徴はとにかくコミュニティが活発でした。同じ趣味の仲間で集まって教えてもらったり議論したり。僕はプログラミング関係でいくつかコミュニティに入っていましたが、いずれも活発でした。
もちろん、facebookにもGoogle+にもコミュニティはあります。が、全然活発ではないですね。ひどいのはfacebookで、ほとんど発言がないんじゃないかなと思います。facebookが流行りだした当初はコミュニティが乱立しましたが1年も経つと誰も発言しなくなりました。
Google+は少しマシでしたが今はGoogle+自体が萎んでいますので。(当初はAKB48とコラボしていたりしたんですけどね。)
いずれもmixiほどコミュニティ内は活発じゃないです。
同級生を探すしくみがあった
これもmixiの特徴で、かつて卒業した学校の同級生と出会う場がありました。出身学校を登録すると同じ学校の卒業生が簡単に検索できたし、その学校のコミュニティに簡単にアクセスできましたし。そのコミュニティの中に卒業年ごとのトピックスが立ち上がっていて、その中で同学年卒業生とつながることができました。
僕はその中で4名の同級生と再会しました。アカウントが匿名なのでお互い探りながらでしたが。今のでも別のSNSで何人かと繋がっています。
この機能はさすがにfacebookやGoogleには無理でしょう。
足跡は日本人の性分に合ったかも
途中で足跡機能をやめてユーザーからブーイングの嵐でしたが、この足跡機能はとても良かったと思います。日本人の性分に合っていたというか。最初は接触の跡を残して徐々に近づいて友達になるという流れは、いかにもシャイな日本人に合っていたと思います。この辺りは欧米人には理解できないだろうな~。
近いもので、Amebaのペタがあるけど、あれば積極的にペタボタンを押さなきゃいけなかったので面倒だったし。
自動で足跡付くmixiの方がよかったです。
mixiの強みはローカル性だったんだと思うんだよね
facebookがグローバル性に特徴があるとすれば、mixiはローカル性の強みがあったのだと思います。問題は当時にmixiに自分の強みをわかっていなかったという点でしょう。mixiはfacebook上陸時にかなり相手を意識したみたいで、足跡機能を排除したのもこの辺り。ユーザーの僕から見て迷走していたのは見て取れましたから。
あの時、facebookを追いかけるのではなく、独自路線を貫いて尖ったSNSを目指していたらここまで凋落しなかったんじゃないかと思っています。
それもこれもすべて自分の強みを見誤っていたんですよね。ほんともったいなかったです。
例えばだけど、コミュニティからオフ会を促すような仕組みとか、スカイプみたいな動画通話みたいな機能とか、ローカル性を更に強化していった方がmixiらしさが出ていたのになって思います。
もう今更遅いけど…
今さらSNSの世界で復活しようと思っても遅いんだけど、復活させたいのならもっとローカル性を活かしていろいろな機能を作ったら良いと思うんです。あの出身校にユーザーが紐づいているデータを活用しきれていなくて超もったいなって思います。
まあ、でももう遅いかな。限界集落を都市化させるようなもので、そんなものに投資するはずないか…。
かつてのmixiはホント面白かったです。もしまたユーザーが集められれば他にないSNSになるので復活してくれるのはちょっとだけ期待しています。