そろそろ男は共働き家事折半の方が楽だってことに気づけ。自分だけ働いて奥さん専業主婦ってどう考えても男が不利なんだよね。
Twitterで夫が家事やってくれないと嘆く奥さんたちのツイートがよくタイムラインに流れてくるんだけど、おそらくそういう家庭って夫が仕事・妻が家庭という昔ながらの関係なんだろうなって想像しています。
個々の家庭の関係性を変えるのは難しいと思うけど、将来どうなるかって言えば確実に夫婦共働き、家事折半という方向に行くんだと思うんですよね。
僕の親世代は完全に夫が仕事・女は家庭って分業で「男子厨房に入らず」という言葉もあったし、プロポーズに「僕の味噌汁を作ってください」というフレーズがあったとか。
僕の世代はそこまではっきりと分かれていなくて、共働き世帯は増えたし家事を”手伝う”くらいはやっていて、更にもっと若い世代は共働き・家事分担が進んでいます。(だからこそ子供数が減ったのに都市部は保育園が足りず学童保育も満員)
なので、方向としては確実に共働き・家事分担へ進んでいて、いまの子どもたちが大人になって結婚する頃にはもっと進んでいると考えたほうが妥当です。
それが世の女性たちの望みというのなら望みどおり進んでいるというわけなんだけど、実のところこの方向は男側のメリットのほうが大きいんですよね。
僕はこのブログで書いてきたように、(僕の世代ではめずらしいみたいだけど)夫婦共働きで家事育児は折半しています。その分会社からは基本定時退社を貫いているわけで。
そんな僕が感じるのは、家事育児を奥さんに任せて仕事をがっつりやるより、定時で帰って家で家事育児をやる方が俄然楽だってこと。
これ言うと、世の奥さんから怒られそうだけど、正直仕事より家事や育児のほうが楽なんですよね。もちろん産まれたばかりの赤ん坊を見るのはかなり過酷だけど、体感的に3歳を超えたあたりから大変さは家事・育児<仕事になります。
仕事で鬱病になったりリストラにあったりするじゃないですか。それに厳しい数値目標もあるしトラブルもあり人間関係のゴタゴタもあるわけで、自分でコントロールできないことが多いけど、家事って考え方によっては自分自身でマネジメントできるってことなんですよね。ストレスという面では会社より遥かに少ないです。少なくとも僕は実体験としてそう考えます。
それなにの、むしろ男側が家庭を奥さんにぶん投げて仕事一筋でいるのは、昔ながらの価値観や世間体みたいなものが残っているからじゃないかと思います。男が料理したり育児しているのは格好悪いみたいな感覚です。
でも、世代交代していく中でそういう意識も薄れていって、より合理的になっていくと思いますね。オウム真理教から脱退した信者じゃないけど解脱みたいな。
それよりも、”専業主婦”というポジションが今後望まれなくなるんじゃないかって思うんですよね。
男の専業主夫ってあまり好まれないじゃないですか。女性から見て。
それって”男は稼ぐものだ”という昔ながらの意識が女側にも名残っているからで、女は家事をやるべきだっていう男側の考え方と根っこは同じだと思います。
同じく古い考え方なので、消えてなくなるか、あるいは男女ともに稼がなければいけないという風潮になるかどっちかだと思うのですが、僕は後者になっていくんだと思います。
高収入カップルだと例えば年収800万円同士が結婚したら世帯年収は1600万円なわけで、それくらい稼いだら家事育児の一部を外注ってこともできます。
男女ともに家事も育児も同じく面倒だって思うわけで、それを外注する夫婦も増えていくんじゃないかと。
となると、高収入夫は”家を守る可愛い奥さん”よりも”ガンガン稼ぐ高収入妻”を好むようになる(奥さん側も同じく)っていうのも僕的未来予想です。
そもそも、男は仕事・女は家庭という関係性で男側から見た最大の欠点は「小遣い制」ってことです。月ウン十万円稼いできたのに自由になるお金は3万円というのは、今の若い世代は我慢できないんじゃないかなって思いますね。
もちろん、家庭のために貯蓄するというのは必要なんですが、その貯蓄をしながらもう少し自由にお金が使えるようにするには、おのずと夫婦共働きという解しかないわけで。これからの世代はそっちを重視していくと思いますね。