不況になれば社会に弱者を救済する余裕がなくなるんだよな



新型コロナ緊急宣言で消費冷え込んで最終的に失業者は77万人になると予測が出ています。


まあ、これは誰もが予想できたことなんですが、それでもみんな休業や休校に支持していたんだから、この結果は政府だけのせいじゃないですよね。我々国民にも責任はあります。

別に政府を擁護するつもりはないけど、日本は緊急事態宣言が遅いとむしろ世論の後押しがあったわけですからね。

給付が不十分だって話もあるんだけど、僕個人的には大型給付の後には大増税か緊縮のどちらかが待っていると思っている派なので、安易に給付をばら撒くのはあまり賛成できません。

これについては、増税しなくてもその分お金を刷れば良いって意見があったりするけど、僕はいまだ理解できていません。そんな打出の小槌みたいなうまい話を信じて良いのかってことと、理屈を聞いても矛盾点や疑問点が拭えず信じていないんですよね。この辺の理解が変われば別ですが、今は給付=後で増税で回収になるであろうと、今は理解しています。

で、いずれにせよ、これからリーマンショック以上の大不況がやってくるわけですが、今はまだ動きは静かで、まだ株価が下がっている段階。株価が下がってその後に実需にモロに影響するのですが、リーマンショックの時の経験からすると、数カ月後に倒産やリストラのピークがやってきそうですね。今年の冬か来年明けくらいでしょうか。

リーマンショックを社会人として経験した人ならわかると思うけど、不況って弱者を守る余裕がなくなるんです。派遣切りやリストラにあった人たちに社会は不寛容になるんですね。これがホント嫌な空気で...。

それと、今回は年金受給者に厳しくなるんじゃないかなって思っています。

なんたって、今回の新型コロナの死者の90%が60歳以上だったわけで、いわば高齢者の命を守るために我々現役世代や子どもたちが自粛してきたわけです。

自粛は故意に景気を悪化させたと同じ意味だったわけで、こりゃ時期が来れば高齢者攻撃が始まるなって思いましたね。

たぶん我々の平均年収が下がった分だけ年金受給額を下げろって世論が現れそう。

ちなみに、僕がそれを望んでいるわけじゃないです。僕の母親は年金で1人暮らしなので受給額は下げてほしくないし、僕自信失業しても腐らず何とかやっていける(根拠なき)自信があるので、そんな世論が現れても乗っかるつもりないです。

ただ、きっとそうなるんだろうなって思うんですよね。

しばらく嫌な世の中になりそうです。

不況が抜けるのは今までの経験から4〜5年。その間はグッと我慢していくしかないですね。