今回の選挙は久々に自民党に入れた



僕はややリベラルよりのためほとんど自民党に入れることはないのですが、今回は久々に自民党候補に投じました。ほんと久々です。

理由は簡単で、今回は経済政策を最重視したからです。

野党も経済政策は打ち出してはいました。が、消費税減税や投資益の増税などの国内のお金の再配分しか語っておらず成長戦略に乏しいものでした。

僕は経済政策に関しては非常に単純な考えを持っていて、日本にお金がじゃぶじゃぶあればみんな裕福になるという発想です。なので、基本的にどのような産業を伸ばすか、そして、その産業は海外勢に勝てるか、という点のみを見ます。

国内でお金をぐるぐる回すだけではどこかでジリ貧になります。日本にお金がじゃんじゃん入ってくれば、どこかに偏りがあるにせよそのキャパを超えれば末端までお金が回ってくると思っていて、いかに製品やサービスを輸出して海外からお金を入れることを重視します。観光業も最近までは有力な業界でしたがコロナ禍で壊滅的になってしまいました。

現時点で元気が良いのは工業製品で、半導体製造装置や設備の部品を扱う会社はいまものすごく忙しく中国のみならず台湾や米国にせっせと販売しています。これらの国からお金が入ってきているわけです。こういう状態をいかに作れるかが日本を裕福にする唯一の策だと僕は思っています。

なので、こういう経済政策を打ち出してほしかったですね。これを信頼して任せられるのは現時点で自民党しかいません。残念だけど。

例えば、再生医療の研究は関西系の大学で世界トップレベルなわけです。これをいかに産業化してお金に変えるかは政治の力が必要です。今回の選挙では自民党はここに触れていないので、野党の狙いどころだったはず。なのに消費税や裕福層狙い撃ちの増税しか言わないのは非常に残念だなと思いますね。

細かい点は別にしても、世間は似たような感覚で投票したんじゃないかなって思いました。IR誘致に積極的な維新が大躍進したのも国民に経済政策に対する要望が大きかったんじゃないかなって思います。再配分だけではジリ貧だという感覚が。

個人的には自民党以外で投票したい派なので、野党はもうちょっと経済政策というか産業への政策をがんばってほしいなって思った選挙でした。