最低賃金上げても底辺には変わりないので幸せになれないよ。周囲より勝ち抜こうとしないと人生のステージは上がらないんだよ。



割と結構前から言ってきているんだけど、貧困を抜け出そうと最低賃金を上げることに多くの期待を寄せている人が多いんだけど、それが実現してもたぶん貧困のままです。

なぜかというとその分インフレになるから。

以前からブログでもTwitterでも言ってきているんだけどイマイチ賛同されないんですよね。でもここ最近アメリカで賃金上昇とともに物価上昇が半端なくて、図らずも僕が言ってきたことが正しかったことが証明されてしまったわけです。

2022年4月の平均時給が31.85ドル(約4110円)だそうで、その 1年前は30.20ドル(約3900円)でなんと5.5%増加しているそうです。最低賃金を上げろって言っている人からすれば羨ましいと思うでしょう。

ところが、消費者物価指数は前年比8.3%上昇だそうで、アルバイトで生計をたてているような低所得層は相対的に貧困になっていることになります。

逆に最低賃金で生活している人にとってはデフレの方が助かるんです。物価は賃金以上に下がるので。ところが自分の収入の額だけを見て海外と比較しちゃうんだから視野が狭いなと。

あと、これもよく言ってきたけど、物価上昇の局面では賃金が上がる前に物価が上がります。なぜかというと原料やエネルギーなど海外に依存しているものが先に上がって、最初はその分だけ物価を上げようとするから。賃金は据え置きで。

なので、インフレの局面では低所得者ほど苦しくなるのは当然なんだけど、なぜか多くの人はこれがよくわかっていないんですよね。

ちなみに、インフレ=通貨の価値が下がる=円安となるので大企業ほど儲かります。輸出品目が多く、それらはドル決済。売上や損益は円勘算なのでウハウハです。大企業に努めている高所得者ほど給料UPになりやすいのが現実。