正しい会議のサボり方


日本のホワイトカラーの生産性が悪い諸悪の根源としてよく「会議」があるんですが、みんなそう言いながら真面目に会議に出席していますよね。

「会議」を「悪」と断罪しておきながら、その会議に欠席しないというみんなの姿に、僕は大いに矛盾を感じるんです。

生産性を悪化させている「悪」なら、じゃんじゃんサボればいいわけで、実際に僕は普通にサボって他の仕事してますよ。結果、ほぼ定時に帰っています。

結局のところ「サボる」という行為が「悪いこと」という強い認識があるので、真面目な日本人は嫌々ながら出席しちゃうんでしょうね。

冷静に考えると、「生産性を悪化させている悪」と「サボる悪」と、どっちが「より強い悪」なのかってだけなんです。

みんなは「サボる」方が、僕は「生産性を悪化させる」方が、より強い「悪」だという認識なんです。僕だって「サボる」という行為は褒められたことじゃないくらいわかっています。

なので、「生産性を悪化させている悪」を選択している人たちに、会議なんてサボれなんて大きなお世話でしかないのですが、日ごろ会議をサボって定時で帰っている僕から、「正しい会議のサボり方」を紹介しましょう。

…上目線ですみません。

会議ごとに自分の影響力を考える
僕だってすべての会議を欠席しているわけじゃないです。

自分が重要な会議だなって思ったものは必ず出席します。それに、自分が主催する会議だって実際はあるし。

そんないろいろな会議がある中で、僕が重要視しているのが、「その会議に自分がどれだけ影響力があるか?」ってことです。

定例会議でほとんど発言しない会議は「影響力小」、自分が主催したり、自分自身が議論に参加するような(議論の末なにかを決定するとか承認を得るとかの)会議は「影響力大」。そんな感じで仕分けします。

で、「影響力小」の会議は基本サボります。

主催者が報告だけの会議(出席者は発言ほぼ無)がこれにあたります。こういう会議に出席するくらいなら他の仕事を進めますね。

まあ、主催者を責めるつもりはないです。こういう定例会議って古い社内基準で開催を規定してあったりして、それをなくすのって担当者レベルじゃ難しいですからね。

一番困った会議はこれだ

一番厄介なのは、僕自身が「影響力小」と決めていた会議なのに、その会議で僕自身が報告しなきゃいけないケースです。

さすがに、こんな僕でもサボれないですね。これが一番厄介です。

事前にパワポで資料作らなきゃいけないし、その会議によって割く僕の時間が半端ないです。

僕がエラくなったら、そんな会議は潰すだろうな~。まあ、どう逆立ちしたってエラくはならないけど。

会議潰すほどの力はないので、僕ができる努力として、例えばパワポの作成工数を極力小さくするよう努力しますね。

ほんの一部だけど以前こんな記事書きました。ちょっとしたことを積み上げてパワポ資料の作成時間を短縮していっています。

こんな僕が会社から怒られない理由

で、こんな勝手に会議サボる僕が、なぜ会社からあんまり怒られないかって言うと、結局のところ、みんな会議をくだらないと思っているからなんだろうなって。

僕自身が重要だと思った会議はちゃんと出席しているので、その選択はあんまり間違っていないっていう証左なんだろうなって勝手に思っています。(もしかして不満に思われているかもしれないけど)

ただ、ネットでよく業務に無駄が多いって会社に対して不満を言っている人がいるけど、そう思うなら無駄な仕事をサボればいいじゃんって思いますね。