Twitterなんか見ていると、日本が少子高齢化でこのまま滅亡するみたいなツイートをよく見かけるんですが、ホントみんな絶望好きだなって思います。
Twitterで「少子化 滅亡」って検索すると、出るわ出るわ日本滅亡論。
中には女性の社会進出で少子化になったとかで、それを阻止しようなんてツイートもちらほらあったりします。
男=一家の大黒柱というポジションが大嫌いで、女性にどんどん社会進出してほしいと思っている僕としては、こんな状況を看過できないので、みんながちょっとだけ明るくなれるよう、少子化で滅亡しないってことを書いてみようと思います。
実は出生率は上がっているんだよ
下のグラフが示すように、ここ10年くらいは実は出生率は上がっているんです。嘘じゃないです。ちゃんと総務省のWebサイトから引っ張ってきたデータです。たぶん今まで感じていた印象と違うって思われたかもしれませんが、それはマスコミの印象操作があったからです。
例えば、この朝日新聞の記事ですが、2016年の出生率が前年より下がったと報じています。これをパッと読む限りではヤバいなって思ってしまうでしょう。
昨年の出生率1.44、前年下回る 下落は2年ぶり
https://www.asahi.com/articles/ASK616KSGK61UTFK01P.html
でも、この記事に書いてあるのは、下のグラフの赤矢印が示している部分を指しているだけで、全体的な傾向の中ではバラツキの範囲内と言える程度の差でしかありません。
たぶん、マスコミは上のグラフのような傾向は知っているのだと思いますが、あえて局所的な差だけを報じたんだと思います。完全な印象操作ですね。
10年スパンで見たら出生率は上がっています。
じゃあ、いつになったら出生率2になるのか?
上のグラフの近似直線の式を載せていますが、この数式から出生率2になる年を予測してみると、2065年となります。残念ながら、2065年までは人口は下がっていくのですが、そこから人口増に転じていくと予想されます。
この予想を安易だと批判されそうですが、そもそも、少子化で滅亡するって話だって、直近の少子化の傾きを見ただけで言っているのですから似たようなもんです。
下のグラフの赤矢印の傾きだけ見て、将来日本は滅亡するって言えるのなら、直近の出生率の上昇から予測をたてたっていいわけです。意見が分かれそうですが言っている次元は同じです。
気になるのは、その2065年の時に日本の人口は何人になっているかってところですが、これは以前記事にしましたが、ここで書いたように2061年は8千6百万人と予想されます。
少子化対策がすでに手遅れで今は経済的に逆効果だってこと数字で証明するよ!
https://highday-wood.blogspot.com/2017/11/blog-post_24.html
めちゃくちゃ人口減ったように思えますが、今のドイツも8千万人くらいなので、規模としてはドイツと同程度。やっていけるレベルなんじゃないかと思います。少なくとも滅亡はしていません。
で、先ほど言ったように、その4年後の2065年には出生率は2を超えると予想されるので、この時期あたりが底となって上昇していくでしょう。
今の予想が当たるかはわからんけど、人口減予想も所詮同じ
僕が小学校の時は、新聞やテレビで「このままでは日本の人口は2億人を超える。大変だ」って言っていたんです。当時は世界の類を見ない人口密度で、これ以上増えたらヤバイってテレビでよくやっていました。結果はご覧の通り、今は人口減に恐れおののいているのです。
女子高生のスカートも当時はどんどん長くなって(スケバン時代ね)、いずれ地面を引きずるんじゃないかって大人は心配してたけど、その10年後には逆に短くなっちゃって、今度はパンツまる見えになるんじゃないかって心配して、そして今はそんなに短くなっていない。
そんな社会の変遷を見てきた僕からすれば、30年もすれば状況は大きく変わるって言いたいです。
僕の出生率が上昇するって予測が荒唐無稽だって言うなら、直近の少子化のトレンドだけ見て日本滅亡するって考えもまた荒唐無稽なのです。