持ち家より賃貸の方が良いなんて言う人いるけど引退後破滅しないでね


以前にも書いたけど、多くの著名人が持ち家を否定する中、僕は俄然持ち家派です。現に10年以上前に買った持ち家に住んでいます。

賃貸派の主張は転勤や転職で頻繁に移り住む可能性があるという点と、30年ローンみたいな長い期間の負債を抱えるリスクをよく言っているのですが、一方で在宅勤務や「好きなことをやる」的な今のサラリーマンの業務形態を批判もしているわけで主張が矛盾しています。

あと、30年ローンなんかしなくても家は買えます。僕は当初15年ローンではじめましたが10年で返し終わりました。収入にも寄るんですが、うちの場合、家の面積は平均よりかなり小さいです。その分、費用を抑えられたし、ローンも小さく済ませました。

そもそも身の丈にあった家を買えばいいだけの話。そんなに収入が高くないのなら中古物件だってあります。(まあ、都心じゃ無理だけどね。)

今回は、賃貸派(持ち家dis派)への反論記事になります。

賃貸でもっとも危険なのは引退後
賃貸住みでもっとも危険なのが定年を迎えて収入がなくなった時です。

持ち家に住んでいれば、その頃になれば大方ローンは終わっていて(30年ローンとかだったらまだだろうけど、20年ローン以下に抑えるべきという指摘は後述)、あとかかるのは固定資産税くらい。

賃貸は継続して家賃を支払い続けなければなりません。

3LDKだったら地方でも7〜8万円かかります。子供が巣立ったということであれば2DKくらいにランクダウンしてもいいのかもしれませんが、それでも安くても4万円は超えますね。

とにかく、賃貸派は引退後に苦しい現実が待っているのです。

専業主婦やパート勤めだった女性が、70歳近くでもし仮に夫に先立たれたらどうなるのでしょうか。平均年齢は男のほうが低いから十分あり得ます。その場合、遺族年金は10万円程度です。そこから4万円の家賃、2〜3万円のガス光熱費、がんばって食費は2万円…残りはわずかです。賃貸住まいなら一気に困窮します。

うちの実家は父が6年前に他界しており母は現在実家に1人暮らしですが、ローンが終わった持ち家にいるため、遺族年金がほぼ丸々使えます。

この差はすごく大きいですね。

そもそも賃貸はトータルで持ち家より高コスト
以前、持ち家と借家住まいと、トータルでどっちがコストかかるか試算したところ、1000万〜2000万円の差がありました。

そりゃそのとおりで、家賃額と毎月の返済額はあんまり変わらないので、支払いに期限のあるローンの返済の方がトータルで安価に済みます。

よく、現役時代は借家で、定年になってから持ち家を持とうと考える人もいますが、これもかなり危険ですね。高額な家賃を支払っていると、定年後に持ち家を持とうと思っても、その頃には資金が枯渇している可能性もあるからです。

住宅ローンは10年で返せ
そもそも、持ち家反対派が必ず持ち出す「35年ローン」。持ち家は必ず35年ローンを組まざるを得ないような言い方をしますが、今時そんな長期ローンの人はごく少数です。

僕は当初は20年ローンで組んだものの、繰り上げ返済を繰り返して10年まで縮めました。46歳の今、住宅ローンはまったくありません。

それについてはこの記事で書いているので参考まで。




一言で言えば、身の丈にあった家を購入することです。年収400万円しかないのに、5000万円級の家を買っちゃったらそりゃ35年もローンを組まざるを得ません。

もし僕が400万円だったら、間違いなく中古物件狙いです。20年ものであれば建物の価値ほとんどなく、土地代くらいです。それを200万円くらい出してリフォームするくらいですかね。多少古びていても、これが自分の身の丈にあったものだと思えば良いのです。

持ち家は上を見れば切りがないのでそれでいいのです。


著名人を中心に持ち家はアホみたいなこと言ってきますが、著名人だけに信じきってしまう人がホント多いなと。ちゃんとExcelとかでトータルコストや老後の支払いなどを計算してまとめると、あ、賃貸ヤバイなってすぐ気づきますよ。