そんなに儲かるなら自分でやればいいじゃんって言ってるヤツほど騙されやすい説


投資がらみでよく目にするのが、「そんなに儲かるなら自分でやればいいじゃん」って意見です。

「そうじゃない時点で詐欺」ってドヤ顔でよく言っている人いますが、たぶんそう言っている人って投資したことないんだろうなって思います。

深く考えていないことがよくわかるので簡単に論破できるからです。

そういう人ってだいたいマネーリテラシーが低いので逆に騙されやすいんです。

今年始めに仮想通貨でやられた人はまずマネーリテラシーが低いタイプだったと思います。あの時の価格のチャート見てヤバイと思わなかった点でリテラシー低すぎです。


例えば個人で利益率20%のビジネスを持っていたとして、1000万円投下すれば200万円儲かります。でも個人だけでは200万円が限界です。

例えば利回り5%を謳い文句に10億円集めたら2億円の利益を得て出資者に5000万円返しても1.5億円手元に残ります。出資者への元本返済分を留保しておくとしても5000万円くらいは自分の実入りになるわけですね。

お金を集める理由はそういうことです。

「自分でやればいいじゃん」って言っている人はこのようなごく基本的なビジネスの仕組みを理解していないということになります。(だから逆に騙されやすい)

一般的な企業がなぜ銀行からお金を借りるのか、なぜ株式を発行するのか、ごく一般的にやられていることを考え巡らせば出資を募ることは別におかしなことではないんです。

目の前の投資が怪しいかどうかは、そういうことで判断するのではなく、平均的な利回りから逸脱しているかのうかってことで、昨日書いた利回り10%×20年のような投資話が現実的かどうでないか判断できる知識が必要なんですね。


その判断できる知識は結局のところ実際に投資を経験するしかなく、まずは余剰資金でも身銭を切ってまずは一般的な投資信託などを経験してみることです。

今は企業でも確定拠出年金で従業員に運用さえているところが多いですが、周りを見てみても自分の口座を覗いていない人がほとんどです。半年に1回くらいは自分の口座を見るくらいはするべきなのですが。

僕は、ロボアドバイザー、ソーシャルレンディング、自動売買系FXと余剰資金の範囲でいろいろ手を出していて、どの辺りの利回りが手堅いか体感していますよ。(なので10%×20年がどれだけ現実離れしているかよくわかる)

投資が怖いって言っている人は、まず5万円程度ではじめたら良いでしょう。ソーシャルレンディングなら1万円から参加できるしおすすめです。