Youtuberの炎上商法は放置しておくべきだ。メディアが炎上対策を始めたら終わりの始まりだよ。


「ユーチューバーの炎上商法を、グーグルはいつまで放置するのか」という記事がありました。

公序良俗に反した内容は確かにダメだと思うけど、ただ見ている方も見ている方で騙される責任はあると思うんです。

この記事ではちょっと前に炎上したラファエル氏の利回り80%の投資案件動画を例に挙げていますが、これ、騙された人がいたとしたら完全な被害者なんでしょうか。

僕はそうは思いませんね。

利回り80%って商品に手を出す方も責任はあると思っています。

もうかなり前になりましたが「円天」という”仮想通貨()”に騙された人が多くいましたが、その被害者が出ているテレビ見て、そんなものに手を出したアンタの責任はゼロなのか、と思いましたね。

昭和の時代ならともかく、もう今の日本は先進国になって長いし、どんなものが怪しいのか知識として知っておかなきゃいけないんです。

未だねずみ講まがいの詐欺にひっかかる人が多いのですが、そんなのちょっと電卓たたけば無理ゲーだってわかるはずなんですけどね。

今のマスコミの世界では、どんなにアホなことでも被害者が1人でも出したら炎上するし、炎上したら炎上対策せざるを得なくなります。

その代償として「最近テレビはつまらなくなった」という今があるわけで、炎上対策の成れの果てなのです。

テレビのようなマスコミはもう仕方ないとして、Youtubeやネットの世界ではまだ「視ている方の責任」みたいなものが一定割合存在しているので、クソみたいな動画もまだ存在できるのです。

何が面白いかは人それぞれだし、クソみたいな動画もたしかにありますが、視聴者に過度に気を使わない「エッジの利いたネタ」はまだネットの世界には存在できています。

僕はメディアの「面白さ」を担保するには、視聴者側の責任がちゃんとあるべきだと思っています。

今のテレビの視聴者のように、視聴者側に一切の責任がない状態はメディアを衰退させるしかないんですね。

なので、前出の記事のように「ユーチューバーの炎上商法をグーグルが放置しなくなったら」、Youtubeの終わりの始まりです。

その時代の若者がまず先に逃げていくでしょう。

なんで、僕はどんなにYoutubeでクソみたいな動画を見つけても、この記事の記者みたいな騒ぎ方はしませんね。もちろん犯罪系の動画はダメですが(それは今のYoutubeの規約に抵触するので結局は削除されますが)、それ以外であれば玉石混在な混沌とした世界を残しておくべきだと思います。