Chromebookのハイスペックモデルが続々と出ているけど、いったいどこに行こうとしているのか?


僕は前からこのブログで言っているように近々Chromebookを購入しようと考えています。

ただ、今年に入って続々とハイスペックモデルがリリースされてきていて、いったいChromebookはどこに行こうとしているのかわからなくなってきました。

日本ではあまり人気のないChromebookですが海外(とくに米国?)ではいろいろなモデルが登場していて、今は14インチくらいの大画面サイズが人気みたいです。

Youtubeでもよく紹介されていて、僕自身よく見ているのがChrome UnboxedというChromebookにフォーカスしたYoutuberの動画です。外国人ですが。


ここで紹介されているChromebookは日本で発売されていないものばかりなんですよね。海外と日本との温度差が見て取れます。

最近の動画を見ているとハイスペックマシンが多いなと。

で、ついに日本にも法人向けですがASUSから「Flip C434TA」というマシンが登場します。



360°回転はChromebookには特段めずらしいものではないのですが、驚くはそのスペックで、こちらです。


CPUがCore m3-8100Y、メインメモリがなんと8GB。価格は84,800円とChromebookって3〜4万円の安さが売りの製品じゃなかったっけ??

ちなみに、Google純正のPixel slateのハイエンドモデルは、Corei7・16GBメモリ搭載となっていて更にハイスペックです。価格はキーボード入れると20万円以上にもなります。



Chromebook登場当時の目的だったはずのネットブックという範疇からは明らかにオーバースペックです。

いっったいどこに向かおうとしているのでしょうか?

MacBookを意識しているような気がする

このハイスペック合戦はAndroidアプリが使えるようになってからのような気がします。

2018年の中盤から急速にそのような流れを感じていて、Linuxが使えるようになった時期とも一致しています。たしかにChromebookでできることがこの辺りを境に増えました。

でも、Androidアプリを動かす程度でここまでスペックを必要とは思えず、このハイスペックは不可解に思っていました。

価格も高額化しているし、これではWindowsマシンの方がコスパが高いと感じてしまいます。

ライトユーザーをターゲットにしていたはずのChromebookの良さはいずこへ…。

今のこのアンマッチ感を今後どう埋めていくかが鍵となりますが、なんとなくGoogleはChromebookのターゲットをMacBookユーザーに向けているのかな、と最近思うようになりました。

もちろんMacBookをすでに手にしているユーザーがChromebookに乗り換えるほどの魅力はありませんが、これからMacBookを購入しようとしている潜在的なユーザーを取り込もうとしているのではないかと。

MacBookは高価なので「お金貯めたら買う」みたいな人たちが結構多くて、購入意思から実際に購入するまでの期間がWindowsマシンよりはるかに長いのがMacBookの特徴です。

なので、その購入待ちの人たちの取り込もうとしているのかなと。

まあ、ただ、Pixel slateのハイエンドモデルがキーボード入れて20万円以上ってMacBookに負けず劣らずの価格で、Macよりお得感出るのだろうか…という疑問はあります。

ものは試しでCore m3のモデル(£749)でも買おうかなと…思ったらドル表記じゃなくポンド表記でした。10.9万円…高!