企業が終身雇用できないとか金融庁が年金に頼るなと言われて怒る気持ちはわかるけどそろそろ腹くくろうよ


ちょっと前に経団連の中西会長やトヨタの豊田社長から、企業の終身雇用の時代が終わったと発言があってちょっとした話題になりました。

http://www.news24.jp/articles/2019/04/19/06429964.html

https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000154403.html

最近になって金融庁が年金の給付水準の維持が困難だと明言しました。

http://news.livedoor.com/article/detail/16505145/

これにはさすがに多くの国民が怒っているわけです。ネット見てるとタイムラインに怒りのツイートが流れてきます。

怒るのはわかります。

企業は終身雇用前提で給与形態が決められていたわけだし、年金だって自分がもらえるとおもって支払ってきたわけで。

ただ、終身雇用が維持できないとか、年金が破綻するとか、ずいぶん昔から言われてきていて、政府や企業トップから言われるのはここ直近だとしても、多くの専門家からそう言われてきていて我々はそれを知っていたわけです。

いくらアンテナ低い人でも何回か聞いていたはずです。

なので、ネットで憤慨している人たちを見て、君たちそろそろ腹くくろうよと思うわけですよ。

年金が破綻するなんて僕らはずいぶん前からいろいろなところから情報を得ていて十分わかっていたわけで、本家本元の政府や経団連が発言した途端に初めて聞いたかのように驚いてみせるのって結構見苦しいなって思って見ていました。

僕はもう腹くくっていますよ。

あと10年もしたら年金は70歳から支給されるし減額もされるでしょう。企業の終身雇用も最近はカジュアルに(という表現が正しいかどうかわからんけど)早期退職を募っているわけで、そもそも政府が言わなくとも現状すでに終身雇用は破綻しているんですね。

それはずいぶん前からわかっていたわけで。

大本営発表されたところで驚くことではないなと思っていたのですが、ネット上では悲鳴が上がっているのを見て、知らなかったとは思えず、なので今まで腹くくってないだけなんだなと。

僕はこのブログで何度も書いてきたけど基本的に70歳まで働くし、会社にか叩かれたらしがみつかずにがんばって転職するし、って、そう考えています。

70歳まで働くことを否定する人多いんだけど、そもそも60歳を定年と決めた時代の平均寿命は今より10歳若かったわけで、10歳寿命が伸びたのだから働くのも10歳伸びないとそりゃ年金だって破綻もするわけです。

なので、その理屈から言えばみんな70歳まで働くべきなんですよね。

年金の運用損をみんなで突いているんだけど(それもあるのかもしれないけど)みんな長寿命化したことも(かなり)大きな要因だと思うんですね。

少子化で働き手が減っていく以上、現役年齢を上げてみんな70歳まで働くという解しかないと思うんですね。どんなに年金の運用益を上げたって限界あるし今の少子高齢化をカバーできるはずもないです。

もっとも、同時に終身雇用も維持できないって言われていて、働きたくても働けないって言われそうだけど、実際は仕事はあります。

どうせ60際近くなったら多くは子供も巣立っているし夫婦(または1人で)生活できるくらいの収入があれば良いだけで、僕だったら最終的に仕事見つけて働きます。たとえそれがコンビニバイトでもマンションの警備員でも介護職でも、何かしらの職に就きます。

ということで、少子高齢化もさることながら長寿命化も年金破綻の大きな原因なので、さすがに老人にタヒとは言えないので、働くことで収支を合わせるしかないのだと思います。

個人的に働くことにそんなにネガティブなイメージはないです。

ちなみに、働くことで健康を害するようなイメージを持っている人多いみたいだけど、職種にもよるけど働いた方が健康は維持できます。定年になって急に仕事をしなくなった方が病気になりやすいですね。地域の年配の人たちを見ても60歳、70歳で現役で農家やっている人のほうが元気だし、取引先の営業マンも70代の人いたけどめちゃくちゃ元気でしたからね。

みんな仕事したほうが健康保険の負担も減って一石二鳥ですね。