環境サミットで話題になっているスウェーデンの16歳の活動家グレタさんですが、内容はともかく感心したのは、彼女のような「平均値から大きく離れた人」が国連という大きな舞台に上がれたというとこです。
もちろん周りの大人たちがそうさせたのはわかるんだけど、日本だったら世界に出る前に国内で潰してしまうだろうなと。
小学生Youtuberゆたぽんと比較するネット民が多かったけど、大きな違いは日本だとゆたぽんに限らず「変なやつ」は大成する前に潰してしまいますね。
世界に恥や害を与える前に潰すことが出来たと思っている人は多いと思うけど、過去に潰してしまった多くの変人の中にたまに天才が混じっていて、その天才も一緒に潰してしまったのだろうと思います。
ジョブズもイーロンマスクもベゾスも超変人で、成功したから崇められているけど、成功する前の過程ではただの変人、ゆたぽんやグレタさんと区別できないほど変人だったはず。
そういや、以前日本でウィルスを作ったりハッキングした子がいたけど彼らはその後どうなったんでしょう。あの当時さんざん叩かれていて、そんな中で僕は「天才かもしれないから潰すな」ってツイートしたら、リプで「犯罪者が天才なわけがない」って笑われたことありましたね。いやいや、頭脳を間違った方向に使ってしまっただけで、そいつが頭良いのは違いないでしょう。潰すんじゃないくて逆に特別待遇で迎えて正しい方向に仕向けてやればいいだけだと思うんですよね。
日本人は人間性のすぐれた天才だけを求めているんだなって思ったけど、ジョブズとかイーロンマスクとかの人間性はどうなのかってこと。ひどいでしょ、あの人たち。
かつては日本にも天才はいたけど、例えば本田宗一郎とか松下幸之助とか自己中の塊のような人だったわけで。本田宗一郎の空冷エンジンにこだわりすぎて人を死なせてしまったというエピソードなんか特に。（もちろん尊敬はしている）
そりゃ僕も自分の近くに変人がいたら嫌なので、近くにいる人間が批判するのは気持ちわかるけど、まったく関係ないヤツまでネットやマスコミで叩きまくって潰しちゃうのはどうなのかなって思いました。
そのくせ、「未来のジョブズを募集」なんて求人広告出すところもあってなかなか矛盾しているな、と。
