頭のいい人間は物事を善悪ではなくゲーム的な思考回路を持っている。元官僚の池袋暴走老人も同じく法律の裏技を探しているのだろう。



これは、まあ、僕自身のゲスの勘ぐりと言えばそうなんだけど、池袋暴走死傷事故の加害者として公判中の元官僚の飯塚幸三被告は、なんとなくだけど法律を駆使して刑を軽くしようとその一点に注力しているんだなと思っています。


国民の権利である裁判をまるでゲームの舞台であるかのように、このゲームをどうやってクリアするか、そんな気持ちでいるんじゃないでしょうか。被害者への謝罪は横に置いておいて。


僕は会社でそれこそ大学の教授レベルの人たちを接してきていますが(僕がそのレベルかと言うと全く違う)、共通しているのは物事を善悪で捉えずゲーム的な思考回路を持っているんだなってこと。


もし僕が飯塚氏と同じ年齢で同じ立場に立っていたとして、善良な心が皆無だったとすると、やはり同じく無罪を主張します。同じく「車に異常があったと」


ここでのポイントは無罪を勝ち取ることが目的ではないということです。なるべく判決を後ろに遅らせること。


一審で自分にとって不利な判決を言い渡されても控訴すればいい。で、高等裁判所で同じく車の異常を主張し続け、ダメなら今度は上告して最高裁で争うと。その間数年はかかるでしょう。で、現時点で89裁。逮捕されていないので普通に自宅で暮らしている中で公判中におそらく天寿を全うする(できると)と読むでしょう。それで裁判は終了。有罪という不名誉な経歴を刻まれることなくあの世に行けると。


善良な心がなければそのようなストーリーを考えるだろうと思います。で、飯塚氏もそれと同じ行動を起こしているかのように見えます。


邪悪だけど誰も文句は言えないですね。裁判は国民の権利だし最高裁まで争うことが許されます。


テレビのコメンテーターがいろいろ批判しているあrしいけど、観念しろって、それは人権無視って返されて終わりですよ。自動車会社に失礼だなんて言っているタレントもいたらしいけどそれも無理がありますね。事実として過去に三菱ふそう事件もあったわけだし。


飯塚氏は東京大学工学博士で元官僚なので頭のいいのは事実。もし善良な心がないとすれば今の裁判は彼にとってゲームです。彼が若ければ別ですが、89歳となってはおそらく誰も勝てないでしょう。裁判をショートカットできないのだから。