何度も言うけど経済学なんて宗教だし、今みんな信じているケインズなんて10年前はクソミソに言われていたからな



緊急事態宣言が発令されて、経済が死ぬから飲食店に補償しろって意見あって、それじゃ財政的に持たないっていう意見にお金じゃんじゃん刷れって簡単に言ってくるのが今のトレンドですかね。


つい10年前(20年前?)には、国債発行額が大きすぎて財政破綻寸前だって意見が多くを占めていて、1人あたり1000万円の借金を背負っているとか次世代に負の遺産を残すとか、さんざん叩かれていたわけです。ケインズ経済学なんて過去の遺物だって国民の間で散々言っていたのはつい最近のことです。


それが直近だとケインズを持ち上げて真逆の意見が多くを占めるようになりました。昔からずっと見てきた僕としては、所詮経済学なんて宗教と一緒だなって思っていて、どっちの意見にも傾倒できませんね。どっちも信用できない。


まあ、結局のところ過度な緊縮はダメだし、過度な財政出動もダメで、その間をうまくバランス取るというのが正解なんじゃないかなって思います。今の政府の考えている位置が正解かどうかは誰もわからないけど、バランス取ろうとしている点では過激になりやすい国民意見によりは信用はできます。


そもそも、国債をどんどん発行しろって言っているけど誰も限界値を示していないんですよね。もしかして専門家は言っているのかもしれないけど、だれもそれを把握できていないでしょう。なので、補償しろの一点張り。


あと、国債発行額が増えることで、どこかの機関の格付けが下がって、それで判断している海外の投資家からお金が引いていって、リスクが上がって金利も上がって、じゃあ手仕舞いしようって金融機関や投資家は一気に手仕舞いするでしょう。ってケースが僕は想像できるんだけど、反緊縮派はそのへんはどう考えているんだろう??


ちなみに、今のコロナ禍においては、緊急事態宣言をするかしないかということは、病院の医療崩壊を見捨てるか飲食店を見捨てるかの2択だと思うんですよね。


見捨てるって思いたくないから安易に補償しろって意見に流れるんだろうけど、いったいどれくらいの規模の補償になるのか知らない中で安易すぎるなって思うし、補償する相手は飲食店だけじゃなくて、そこが買っている食材の販売会社(とか農家)も補償するのかってことになると、到底現実的とは思えないんですよね。