まず、この動画に出てくる男性のローンが月2万円+ボーナス25万円とオイオイ..と突っ込みたくなりました。この人の収入がどれくらいかはわかりませんが、ボーナス払いで25万円を設定できたのでかなり低く見積もっても50〜60万円くらいのボーナスはもらっていたでしょう(※)。であれば月々の給与額は30〜40万円です(低く見積もって)。
※金融機関のボーナス払いの上限はだいたい40~50%。
そんな人が月の返済額2万円はあまりにも低すぎです。最低でも6万円は出さないと。ローンを組んだ金融機関や関わったハウスメーカーでアドバイスする人はいなかったのでしょうか。
僕は40歳前半で完済した
僕は借金が嫌いなので住宅ローンの期間をなるべく短くするよう当初から計画をしていました。ただ初っ端で飛ばすと破綻しかねないのでローンの期間をとりあえず20年で設定し、それ以降は繰り上げ返済を繰り返して10年で返そうと目標セットしました。
自己資金1000万円貯めたあと2000万円を借金して3000万円で土地込みで購入、返済は月々6.5万円でボーナス払いは20万円(ここは利息の変わり目で変化する)。
返済期間はとにかく生活コストを切り詰めて100万円単位で繰越し返済を繰り返したところ40才時点で残高<貯金となって事実上の完済。この間たった10年です。厳密には完済ではないけど(タイトル詐欺すみません)。
それ以降は利息が微小だという点と僕の死亡リスクを考慮して繰越返済を止めました。その後計画通りの返済で数年後に完済です。※死亡リスクというのは名義人の僕が死んだら借金チャラになるということを考慮したということ。
そのあたりの顛末はこの記事に詳しく書いています。
住宅ローンの返済を最優先にすべきだ
前出の動画の人は月々2万円の返済ということは、それなりの生活コストを許していたということになります。要は持ち家と贅沢を両立したかったのでしょう。
このブログで何度も書いてきたけど、好景気と不景気は循環して交互にやってくるので今は良くても必ずしんどくなる日が来るんです。不景気がやってこないわけがないと。そこに想像力を働かせるべきですね。
住宅ローンというのはある意味人生で1発勝負みたいなところがあって、コケたら破綻するほどの借金額なんです。当然ながら生活の中で最優先課題にすべきなんですよね。
外食したい旅行行きたいって気持ちもかからなくもないけど、住宅ローン期間はその頻度をぐっと下げて、その分貯金に回して一定額になったら繰り上げ返済に回すべきです。
ちなみに僕は繰り上げ返済で利息で100万円以上も得しました。
前出の動画の人は返済額が少ないので元本がなかなか減らず利息の負担も大きかったんじゃないかなと思いますね。
繰越返済の利息メリットのシミュレーションはこちらの記事をご覧ください。
みんな住宅ローンに関しては認識が甘いんですよね。
一般サラリーマンが数千万円の借金って冷静に考えると結構危険なことなんです。住宅ローンを組んだらとにかく返済の優先度を上げてるべきで、そうであれば月2万円なんて設定するはずないんですけどね。