食品スーパー店員に聞いた無人レジのクソ仕様と新種の万引き



最近食品スーパーで無人レジが増えてきました。無人レジだと6台くらいで1人が管理していて、従来の1人1台に比べ人件費は抑えられるし、人手不足の業界なのでそこについても解決できます。

僕もスーパーに行ったらレジはほぼ無人レジを選びますね。「ポイントカードありますか?」「お作りしますか?」「お支払いは1回ですか?」なんて言葉のキャッチボールがない分、楽だし早いです。

一見、スーパー側にも客側にもメリットしかないと思われるシステムですがスーパー店員に内情を聞いてみると実はそうでもないみたいなんです。

それは、万引きが増えたらしいんです。

無人レジでの万引きパターンはだいたい以下の2つだそうです。
  • 商品のスキャンをスキップ
  • 最後に支払いをせず帰る

1つ目はだいたい想像できていましたが、2つ目はなかなか大胆ですね。

で、じゃあなんで店員はこれらを見逃してしまうのか?一言でいうと無人レジの仕様がクソすぎなんです。

どういうことかと言うと、各店ではポイント制を導入していてそれがレジシステムに対応していないため、ポイント使用の際は客が店員を呼ばないといけないそうです。その隙きを狙って万びきが行われるらしんですね。

最近ではお店のポイントカードに対応したレジもあるみたいですが、それでも地域のクーポンや子育て支援割引き、ギフト券など、レジに対応できないポイントが世の中に割と多くあるようで、これらは必ず店員を呼んで店員による操作が介されるわけです。

この世の中にあるポイントによって万引きが行われやすい環境を作ってしまっているようです。

この辺のクーポン、ポイント系をレジシステムに組み込まないとコスト削減のつもりが万引きコストが上回ってしまうなんてことになったら笑い話にもなりませんね。