電話は時間を奪うからダメっていう文化がフリーランス界隈に生まれたけど、結局電話OKの人に仕事が回って電話NGはジリ貧という結果になっているかも



数年前から、電話は相手の時間を奪いからダメだっていう風潮が生まれて、インフルエンサー中心にそんな文化が生まれました。

今でも「電話は時間を奪う」でググるとそんな記事が上位に並びます。


僕も仕事中に突然携帯が鳴ると呼び鈴でビクつくし、せっかく乗ってきた仕事を中断しなきゃいけないし、あまりいい気持ちしないです。なので、こういった風潮は理解できなくもありません。

ただ、一方でこっちが連絡しなきゃいけない時は電話ほど便利なものはないわけです。特に仕事で例えば現場で緊急性の高い事案が発生したときは、いちいち事務所に戻ってメール書いて送るなんてせず、その場ですぐに電話します。

つまり、電話っていうのは受け手は面倒だけど送り手にとってはこれほど便利なものはないってわけです。

で、ビジネスの場面を考えるとだいたいが発注側が送り手になるものなので、受注側の受け手が気軽に電話できる相手だと楽なんですね。自然と仕事の発注が電話OKの人に多くなるってわけです。

事実、僕も「こんなものあったらいいな」みたいな頭にぼやっと思い浮かんだ際には、僕の携帯に登録している商社の営業マンに即電話します。現場でトラブった際にもそうです。

その営業マンは突然の電話はOKだし、その人からもよく電話で商品紹介なんかの連絡が来るし会社にも足を運んできます。一見うざいって思えるでしょうが、こっちもよく電話するのでお互い様って気持ちもあり電話や会うことに別に嫌な気持ちはありません。

今となっては、新規案件はだいたいその営業マンに振っているんですよね。メールのやり取りしかしていない会社には定期購入ばかりで新規案件は皆無です。

サラリーマンの僕ですらこんな感じなので、たぶんフリーランスの世界ではもっとシビアに勝ち負けがはっきりしているんじゃないかなって思いました。

電話を毛嫌いするのは主にフリーランス界隈(というかブロガー界隈のインフルエンサー)が声高々に訴えていて、それに末端フリーランスが賛同していたように見えたけど、結果的に自ら営業チャンネルの間口を狭めていたんじゃないかなって思います。