この動画を見てほしいんだけど、元原発作業員の話です。
この中で作業員の癌発生率について語られていて、統計的なデータはないけど周囲の癌率は異常だったと。自身も大腸がん(ステージ3)と語られています。
問題はここからで、会社や医者に訴えても因果関係についてはノーコメント、会社とは戦ったが負けたと証言されています。
明らかに一般の平均から見てがん発生率が多くても会社と医者に黙殺されたわけです。仮に関係なかったにしてももう少し詳しく調査すべきだったのかなと。医者の「関係あるようなないような」みたいにのらりくらりとかわされては気の毒としか言いようがありません。
この際に「因果関係は確認できない」と言われたんじゃないかなと。
「因果関係なし」という言葉はコロナ禍の中でよく聞くようになりました。とくにワクチン接種が始まってからです。
僕はウイルスに対してワクチンは有効であると理解していて実際にコロナワクチンは3回接種したし、インフルエンザワクチンも毎年打っています。
一方でワクチンの危険性もわかっていて、コロナに限らずインフルエンザワクチンにも子宮頸がんワクチンにも一定の被害があると理解しています。事実、この被害のためにワクチン接種の義務付けがなくなったのですから。
コロナワクチンで1400人程度の死者が出ていると報道されていますが、ここに「因果関係なし」という言葉が登場しました。
もともとは「因果関係は認められない」と発信されたんじゃないかと思いますが、ネットで「因果関係なし」と言い換えられたものと思います。
「認められない」は「確認できていない」という意味で、要は「今回の調査では因果関係を発見できなかった」という意味です。我々技術の世界でもよく使う言葉です。
決して因果関係を否定する言葉ではないのですが、ネット上で(もしかして報道でも)「因果関係なし」と否定の意味に言い換えられてしまったのでしょう。
まるでコロナワクチンには危険性ゼロと言わんばかりですが、インフルや子宮頸がんの例を見てもゼロなわけないですね。ワクチン2回接種が9000万人を超えているのに死亡者1400人でも0.0016%。現実離れした割合ではありません。
80歳代の方が関連死を訴えても「老衰だ」と決めつけてしまう向きがあるけど、うちの母親だって80歳でもピンピンしてよく外出していて、もしワクチン接種して次の日亡くなったら、ワクチン関連死を疑うのが自然です。(ちなみに母は3回接種でも元気です)
国から接種を促されている我々国民が不審に思うべきなのに、その疑いに国民自ら蓋をするってどうしようもねーなと思うわけですよ。これが本来受け取るべき補償金4420万円の未払いを後押ししているとしか思えないです。
ワクチン関連死が0.0016%って過去の経験から考えてもおかしな数値じゃありません。
科学リテラシーの無さについてよく議論になるけど、ワクチン関連死を真っ向から否定して0%を信じて疑わない人ってホント科学リテラシーないなと思いますね。
もちろん真逆の反ワクチン派の主張も酷いけど、僕の中では双方は同じレベルだと思っています。(お互いネットで撃ち合っているけどかなり滑稽です)