僕がオールカントリーとSP500への投資は避けている理由



僕は去年まではウン千万円もの資金を米国株インデックス(オールカントリー)の運用で大きく利益を上げました。でも去年でそれらをすべて手仕舞いしたんです。

そろそろ天井の匂いを感じたからです。その後はご存知の通り更に伸び続けたので継続していたら更に利益は増えただろうけど。

ただ、僕的にはそろそろ終焉が近づいているなって気はしているんです。現時点はオルカンとSP500には手を出しません。

その理由を列挙しようと思います。

ちょっと急上昇しすぎていない?

あまりにも急上昇しすぎですよね。

以下のグラフはよく見かけるS&Pと日本株インデックスとを比較した推移グラフだけど、これを見て日本の負けっぷりを嘆くSNSの投稿が目立ちます。僕の考えは逆で米国株の上昇が異様すぎるんですよね。


何だかいつだかのビットコインのチャートみたいです。

景気は必ず循環するという言説が正しいのなら、そろそろストンと落ちてもおかしくはない状況に見えて仕方ないです。

ITバブルとリーマンショックで大きく落ち込んでいますが、そろそろ次のショックが来てもおかしくないし、2009年以降長期に渡って上昇しっぱなしなのでその溜め込んだエネルギーはかなりのものだと思うとちょっと怖いです。

米国社会の実態(米国出張者より)

本来株価と実体経済はリンクしないとおかしいのですが、どうも実際はそうではないみたいなんですよね。複数の米国出張者から聞いた感じでは。

もしかして裕福層が大きな利益を上げていて見えていないのかもしれないけど、少なくとも街中を見る限りでは数年前より確実に経済は悪化しているとのこと。

例えば、ホームレスが数年前より確実に増えているそうで道路も汚れていておそらく治安も悪化しているのだろうと。たぶん急激なインフレで低所得者中心に生活できなくなっていると思います。

日本にいると米国は物価高とともに所得が高くなってみんなハッピーみたいなイメージで語られていますが、実際はそうではなさそうです。

なんとなくサブプライムローンの時ような金融商品が独り歩きしているようにしか見えませんね。そうだとするとなにかのキッカケで崩壊するんじゃないかなあと。

中国経済の暗雲

それと最近よく聞くのが中国経済ヤバさです。ニュースでもよく見られるけど中国経済が崩壊したら、まあ世界的に波及するでしょう。

不動産バブルも崩壊しているみたいだし、失業者もかなり出ているとか。

大卒内定率が20%以下、若者の失業率は20%超えとなかなかのもんです。中国バブル崩壊は多くの専門家が指摘しているので可能性はかなり高いと思いますね。

中国経済の崩壊は間違いなく米国株に影響します。まだまだ上がるなんて専門家は言っているけどちょっとお気楽すぎじゃないかなぁと思います。

日本株は大丈夫か?

当然ながら中国経済が崩壊したら日本も影響は受けるのは間違いないです。

ただ、上昇率は米国に比べかなり低いので下降もそれに応じて小さい。良くも悪くも振れ幅は小さいのが日本経済の特徴だと思っていて、更にここ最近の半導体工場の建設が旺盛で高材料もあるので、世界経済が落ち込んだときの投資先としてワンチャン注目を浴びるんじゃないかなと思ったりします。

ということもあって、今これから積立NISAを始めるって人はオルカン・SP500ではなく日経平均だと思います。もちろん落ち込む可能性も十分に考え「長期運用」というのが大前提ですが。


ということで、別途記事を出しますが投資信託から手仕舞いした僕ですが、メインの家族口座ではなく自分の小遣い口座で日経平均の積み立てを始めてみようと思っています。