Pythonで作成した機械学習モデルを使って、今後1週間程度のドル円(USD/JPY)の値動きを予測している。
今回は、先週8月14日に出した予測が実際の相場でどうなったのかを振り返り、その結果を踏まえて8月21日時点での次週予測を確認してみる。
先週の予測結果
先週の予測基準時刻は2026年8月14日20時。現在値は159.305円だった。
モデルの予測は以下の通りだった。
モデル上では、わずかながら上方向が優勢という結果だった。
しかし、実際の1週間を見ると、結果は上昇ではなく全体的に下降傾向となった。
159.305円からスタートして、週末時点の終値は158.862円。約0.44円、率にすると約0.28%の下落だった。
一方で、値動きの途中では159.779円まで上昇する場面もあった。これは先週の予想上限160.348円に対して、上昇幅の約46%まで到達したことになる。
逆に下方向については、最安値が158.271円となり、これはモデルが予測した下限値とちょうど一致した。
つまり、方向としては「UP」と予測したものの、実際には下降傾向となった。一方で、想定していた値動きの範囲そのものについては、下限まで実際に到達しており、完全に外れたとも言い切れない結果になった。
今回の結果をどう見るか
今回の結果は、このモデルの弱点がかなり分かりやすく出たケースかもしれない。
先週のモデルはUPを示していたものの、その強度は0.5 / 100と非常に小さかった。つまり、「強い上昇シグナル」というより、上か下かで言えば、ほんのわずかに上だったという程度の結果だった。
実際の相場は下降傾向となったため、方向予測としては外れたことになる。
ただし、予想下限の158.271円には実際に到達している。モデルが示した値幅の中で相場が動いたという点では、一定の参考になる部分もあった。
このあたりは、単純に「当たった」「外れた」の二択で評価するより、方向予測と値幅予測を分けて記録していったほうが、このモデルの特徴が見えてきそうだ。
今週の予測
それでは、2026年8月21日20時時点のデータを使って、次の1週間程度を予測してみる。
今回の現在値は158.862円。
モデルが示した優勢方向は、先週と同じく「UP」となった。
ただし、今回は先週の0.5 / 100から22.6 / 100まで強度が上がっている。少なくとも、先週よりは上方向へのシグナルが明確になっているように見える。
一方で、現在のADXトレンドは「down」で、強度は27.7。まだ下降トレンドが続いていると判断されている。
つまり、機械学習モデルは「UP」、テクニカル指標では「down」という、少しちぐはぐな状態になっている。
このため、今回は先週より上昇方向へのシグナルが強くなったとはいえ、素直に上昇すると考えるには少し材料が足りないようにも思う。
予測レンジを見ると、上限は160.083円、下限は158.092円。現在値から見ると上方向に約0.77%、下方向に約0.48%という設定になっている。
モデルの評価指標
今回もモデルの学習時評価は以下の通り。
- 上限予測 MAE:0.00637(ベースライン 0.00619)
- 下限予測 MAE:0.00749(ベースライン 0.00729)
- 方向的中率:47.8%(多数派ベースライン 53.0%)
この数字を見る限り、現時点ではモデルを強く信頼できる状態とは言いにくい。
特に方向的中率は47.8%で、多数派ベースラインの53.0%を下回っている。
今回も「UP」という予測が出ているものの、先週は実際には下降した。モデルの強度が22.6まで上がったことで、今週は先週より少し興味深い予測になったが、これだけで予測精度が改善したと判断することはできない。
むしろ、毎週同じ条件で予測を続け、実際の相場とのズレを記録していくことが重要だと思う。
来週はどうなるかまとめ
今回の予測では、現在値158.862円に対して、予想上限160.083円、予想下限158.092円。そしてモデルの優勢方向は「UP」となった。
先週はUP予測に対して実際には下降となっただけに、今回はこの予測がどうなるのか気になるところだ。特に今回は、先週よりもUP方向の強度が大きくなっている。一方で、ADXは依然としてdownを示している。
機械学習モデルとテクニカル指標がそれぞれ違う方向を示しているため、個人的には「上昇する」と断定できるような状況には見えない。
それでも、こうした予測を毎週記録していけば、モデルがどんな相場で外れやすく、どんな相場で当たりやすいのかが少しずつ見えてくるかもしれない。
次週も実際の値動きと照らし合わせて、この予測がどうなったのかを確認してみたい。
注意事項
この記事の予測値は、Pythonによる機械学習モデルを使った個人的な検証結果であり、将来の為替レートを保証するものではない。
また、投資判断や売買を推奨するものでもない。あくまで機械学習による予測と実際の値動きを比較するための記録として掲載している。

